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ものづくり系高校へ出前授業に
2022.08.27更新 / 今日のすま研
すまい研究室が耐震改修設計をしたシェアキッチンとレンタルスペース あべのながや六で開いた見学会がきっかけで、ものづくり系のコースがある大阪府立工芸高校で建築デザインを教える先生と知り合いになり、そこで学ぶ生徒たちに建築の出前授業をすることになりました。
コロナ禍で企画が延期になり、1年ごしに実現した企画でした。
建築は勉強中に実物を作ってみることができません。
僕は大学で建築を学んでいる時にそれが嫌でたまらなく、卒業設計では学内に「セルフビルド」(自分で建てる)をテーマに小屋を作りました。
今回の授業では実際に建築中の物件や完成して使われている建物を見て感じてもらおうと考えました。
そして、建築といっても、設計、施工、不動産会社での企画、組織的な設計事務所、構造系、設備系など様々な関わり方があります。
そのことを伝えたくて、自分とは違うアプローチで建築に係わっている仲間にも集まってもらってもらいました。
一緒に登壇してもらったのはハウスメーカーの営業を経験した後に独立し、家を作りたい人のためのコンサルをしている伊藤祐貴さん。建築の作り手として活躍するあをい屋の辻大樹さん。更に、すまい研究室が改修設計をし、建築中の施設、「放課後デイサービスセンターまんまる」の代表 友さんには現地で、建築の使い手、クライアントの視点で建築設計に求めることを話して頂きました。
今回は半日だけの出前授業でしたが、内容を充実させればきっと楽しく役に立つ経験が提供できるだろうと思います。
・始まったばかりの物件のスタディを一緒にする
・実際の物件でプレゼンする内容を自分たちでも考えてみる
・現場で職人の仕事を間近に見る
僕だけでなく、趣旨に共感する建築関係する人が集まって自分のやっていることを紹介し、一緒に体験できる機会を作る。
生徒も僕たちも先生にとってもいい体験になる授業ができないかと妄想しています。
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