仕様・素材・設備
仕様のこと
Rafuの仕様
リンクをクリックすると、該当する素材・設備の説明にスクロールします。素材のこと
ごく単純だけれど大切な、3つのことを中心に考えました。
1、見て 触って 気持ちのいい素材であること
2、長く使うことで味わいを増す素材であること
3、後々のメンテナンスに充分対応できるように、できるだけ一般的な素材であること
-
床:木の床
いつも肌に触れる場所だから、肌触りのよさを大切に。一般的なフローリングと違い塗膜面を作らないので足裏にぺタッとはりつくような感覚と冷たさがなくなります。
-
床:オイルフィニッシュ
木の床に保護と撥水のための仕上げをします。子どもと一緒に塗れるほど、安全で塗りやすいものを使います。
-
天井・壁
コンクリートに直接しっくい塗料塗りで仕上げた壁。
塗装下地クロスもおすすめです。天然の紙を素材とした壁紙で通気性や透湿性にすぐれ、
優しい風合いです。7~8回程度の塗り重ねが可能で、長期間張替え不要です。
-
すまいユニット
自由に動かせるすまいユニット。一般的には下地材として使われる構造用合板を使っています。すまいユニットについてはこちらで詳しく紹介しています。
-
畳(すまいユニット)
断熱時として使われているスタイロフォームを芯材にした畳です。
昔ながらの稲わら畳もあります。
設備のこと
一般に、キッチン・洗面台・お風呂などの住宅設備の寿命は10年といわれています。
といっても壊れるのではなく、10年経てば古く感じて陳腐化してしまうという意味あいが強いです。あまりの短さに悲しくなります。「ふつうに長く使えるもの」がいいですね。
キッチン
キッチンは、すまいの中で一番楽しい場所ではないでしょうか。おいしいものができて、いい匂いがしてみんなが集まってくる。みんなで楽しめるオープンなキッチン。収納もオープンが基本ですが、食器が落ちてくると危ないので、吊り棚は扉付きです。
洗面台
壁付けのシンプルな洗面器です。バケツが使えるように普通よりちょっと深めになっていてるものを選んでいます。
浴室
コストを抑えるのであれば水廻りの位置は変えないでおくのがおすすめです。お風呂を更新する場合は元と同じ大きさのユニットバスに交換します。
トイレ
水廻りの位置は変えないとしても、便器はお好みのものを選ぶことができます。もちろん、清掃して使うという選択肢もあります。
-
引戸
扉のスイングが邪魔にならない引戸がおすすめです。
-
照明
間取り変更に対応できるように、自由にライトを動かせるライティングレールを中心に使っています。
-
給湯器
給湯器は状態を見て取り換えが必要かどうか判断します。
-
長押(なげし)
いろんなものを引っ掛けて使います。来客時のコート、壁時計、カレンダー、しゅろやはたきなどの生活道具から、絵、布、掛け軸などの飾りまで工夫次第で楽しく使えます。
通風ガラリ戸
玄関ドアを通風できるようにすると、風の通りがよくなります。
写真はペーパーコードを編んだ生地を網戸代わりに使った引戸。-
障子
窓辺のしつらいで部屋の印象は大きく変わります。柔らかい光が部屋に広がる障子。
見えないけれど大事なところ
間取りや仕上げは目に見えるのでわかりやすいですが、見えないところにかかる費用も多いものです。
工事が始まってからわかる想定外のこともあります。そういったことも考慮しながら、なるべく無駄がなく、フレキシブルに対応できる作り方や仕様を考えました。
そして、暮らしは工事が完成してから始まります。
リノベーションの素材であるマンションについても選ぶ前にしっかり見極めたいものです。
-
床の遮音性能
マンションの管理規約で定められている遮音性能を確保する二重床を作ります。
-
風通し
風通しは風の出口と入口が大事です。
1、室内の壁を少なくし風通しをよくする/2、玄関に通風ガラリ戸を設置する/3、マンションを選ぶ際に窓の位置や方角を確認する。 -
エコロジー
環境問題は子どもや孫のことを考えると、抜き差しならない問題です。新築ではなく中古をリノベーションするのは、エコロジーな選択です。本当はリノベーションもしないで、そのまま使うのが一番エコロジー!でも、すまいが人生に与える影響も大きい。そこで、できるだけ環境に配慮したリノベーションを心掛けましょう。
建築業界は建材の生産や輸送、廃棄物の多さという点で環境負荷の大きな業界です。
材料や作り方を考える時には、なるべく環境負荷の低いものを選ぶことが重要です。
-
マンションの管理状況
中古マンションを購入する際には、かならず修繕積立金の残高や長期修繕の履歴と修繕計画を確認しましょう。物件によって、かなりばらつきがあります。
また、建物周辺の様子や、窓からの景色、共用部分の様子も確認しましょう。現在の状況が確認できるのは、中古の利点でもあると思います。