読みもの

美山へ行く

2022.03.01更新 /

雪が溶ける前に行こう。
厳しく冷え込んだ直後の2022年2月末、そう思い立って美山に出掛けました。

美山町を東西に流れ日本海に流れてゆく由良川の源流域にあたり、手付かずの原生林が残る芦生(あしう)の森のネイチャーガイドによるツアーに参加したかったのですが、残念ながら土砂崩れで道がふさがっており、通行止め手前の田歌(たうた)に行くことにしました。
サステナブルな暮らしが体験できる田歌舎での宿泊は今回で2回目です。
建物はセルフビルドで建てられ、米や野菜を育て、猪や鹿を狩り、育てた鴨の卵や肉を食べ、湧き水を利用する。
田歌舎は自給的な暮らしを営みながら宿泊・レストラン・自然体験を提供しているお店です。

最寄りの高速道路出口である園部インターチェンジを降りたあたりではまばらだった雪が、美山に近づくにつれてどんどん多くなります。

田歌はびっくりするほどの雪景色でした。
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子供たちとかまくらを作ったり斜面をそりで滑り降りる雪遊びを楽しみ、スノーシューを履いてトレッキングにも挑戦。
鹿の親子らしい足跡や、またそれとは違う動物の足跡を見つけて足跡を追って歩きます。
吸い込む空気は冷たくていい香りがして、目に入る全ての景色は雪がスローモーションのようにゆっくりと降っていてダイナミックなんだけど音はなく、呼吸と雪を踏みしめる音だけがリズミカルに身体に伝わってくる。不思議な感覚です。
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部屋に戻ると薪ストーブの暖かさが体中を緩めてくれます。
わたしは毎年冬になるとしもやけに悩まされるのですが、薪ストーブの前でぼんやり過ごしたおかげで随分よくなりました。
魅惑的な暖かさです。

春になったら今度こそ芦生の森へ行ってみたいと思います。