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バザールにでかけーる
2015.10.26更新 / 探訪!愛すべき建築たち
おとなりさんに誘われて近所の教会のバザーへ。
トレリスに囲まれた芝生の中庭が印象的な教会です。通りに面する建物の2階の端には牧師さんのすまいがあって、夜に通りかかるとあたたかい光に照らされた天井が見えます。そんなわけでそのうち日曜礼拝にでも参加して中を覗いてみようかと思っていたので、いそいそとカメラを持って出発。
さすがに牧師さんのすまいは入れませんでしたが、なかを歩き回りました。
建物にはクライアントからの要望にはでてこず、クライアントも完成するまでわからない部分があります。
そういうところは、えてして建物ができてからもクライアントは特に気にとめなかったりします。
そこには設計者の心掛けている美学のようなものがでてくるんだと思います。
だからいうところを探すのが好きです。
教会の人たちに話を聞くとこの建物はほとんど自分たちが色々と考えてできあがったんだと誇らしげでした。
クライアントがそう言って笑い、道行く人にも暖かく迎えられ、設計者の美学が細かいところにまで行き届いていたら、近江商人よろしく三方よしのいい建物なんだと思います。
子ども達もカレーや白玉団子を食べて大満足なのでした。
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