読みもの

足踏みミシン

2015.07.16更新 /

我が家のミシンは、古い足踏みミシンです。
ひいおばあちゃんが戦前に買い、子供の(つまり祖母の)服などを縫っていたそうです。

当時はとても珍しかったそうで、「シンガー社からアメリカ人が来て使い方を教えてもらったんや。近所の人からは、あんなもん使ったら心臓の病気になるでゆうて陰口を言われたんやて。戦争中は鉄は取られるから、バラバラにして疎開させたんや。」と亡くなった祖母が話してくれました。

ひいおばあちゃんがおばあちゃんの服を縫い、おばあちゃんがお父さんと夫の服を縫い、わたしが子どもの服を縫っているなんて。ミシンを買ったひいおばあちゃんからみたら、うちの子はやしゃご!
歴史というのは長いようで短いもんだ、わたしもやしゃごの代にも責任を持って、環境や政治について考えなあかんと感じさせられます。

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と言っても、この足踏みミシン。ノスタルジーから使っているのではなく、使いやすいから愛用しています。
こういうと驚かれるんですが、ほんとです。

足踏みミシンのいいところ。

1、音がいい
電動みたいにガーガー言いません。カタカタと鳴ります。

2、スピード調節が直観的
足の動きで自在に速さが調節できます。

3、パワフル
質実剛健な造りゆえかしら。厚地でも頑張ってくれます。

4、故障知らず
買ったとき以来(100年ちかく?)一度も壊れてません。

5、縫ってて楽しい
アナログで直観的な道具は楽しいです。ミシンを日常的に使う人は手作りの楽しさを知ってる人だと思うので、わかってもらえると思うのですが。

こんな素敵な足踏みミシンが捨てられるのはもったいない!
どこかのおばあちゃんちの足踏みミシンが捨てられることなく、ずっと現役でいてもらえるように、わたしがおばあちゃんから教わった使い方や、わたしなりに工夫しているところなどを少しづつ公開していこうと思います。