読みもの
実家で、もちつき。
2011.12.30更新 / 今日のすま研
祖父祖母のうちでもちをつくというので、手伝いに参加しました。
家の前に釜をセットして、薪をわり、火をいれてお湯を沸かし、餅米を蒸し、蒸しあがったらついていくという流れです。
珍しい光景なので、通りをゆくひとは興味深そうに見て行くし、年配の方はなつかしいと声をかけてきます。
こういうとき、祖父祖母たち、父母たちの年代のひとは会話はごく自然です。
若い世代同士だと、こうはいかないのではないでしょうか。
バーベキューをしている若者のグループに、同世代の若者が「おー、やってるねー。焼け具合はどうだい」と声をかけることは多分、まれです。仮に、きさくな青年が声をかけたとしても、声をかけられたグループの青年たちはおそらく戸惑います。
いっぽうで年配のかた、特におばちゃんたちは一体どこまで教えてくれるんだという感じでいろんな情報を教えてくれたり、初対面もなにも関係ないとばかりに、もりあがることができる人たちもいます。
そんな「おばちゃん力」をもったひとたちの強烈な会話は漫才のネタになるほどで、感心すると同時に見習うところもあるのではないでしょうか。
それは、思春期の青少年から見ると「かあちゃんやめてくれよー!」といいたくなるような鈍感力みたいなもの。
なにかと、空気を読んだり、さざなみをたてないことを大事にし過ぎる僕たちにとって必要なものなのではないかしら。
今年もあと2日。すま研は、建築設計コンペに提出する資料を作成中です。
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