事例集
Mさんのすまい
2016.08.02更新 / 事例集
築48年の東京都世田谷区のマンションへ。マンションリノベーションRafuで紹介している「動かせる部屋」と「動かせる収納」を納品しました。
置くだけで部屋ができる「動かせる部屋」
東京都世田谷区のマンションにお住まいのMさん。
roomieで特集されていた、すまい研究室のマンションリノベーションRafuを見て、ご相談くださいました。
*roomie特集記事 建築家の自宅がモデルルーム?長く住むコツ教えてください #かしこい都会の家
当初は、フルリノベーションを考えていましたが、お住まいのマンションが建て替えを実行する可能性が出てきたため、「動かせる部屋」と「動かせる収納」を使い、空間をつくる方法を選びました。
before:リビングの延長として使われていた空間でした
「動かせる部屋」と「動かせる収納」を設置したのは、ソファの奥に見えるリビングの延長として使われていた空間です。
ここに、あらかじめ工場で作ってきた「動かせる部屋」と「動かせる収納」の部材を搬入して組み立てます。
壁や床を張り替えたりする工事はありません。大きな家具を”置く”という感覚です。
建具を閉めると個室になります。
建具は板戸や襖、障子など様々。選ぶ建具によって雰囲気を変えることができます。
今回Mさんが選んだのは板戸と襖。襖紙は2種類を使いわけました。
2つの「動かせる収納」は、2人の子どものためにそれぞれ1つづつ
右のふすまを開けた方はお姉ちゃん用の収納、左側は妹、というように、2人のお子さんが使うことを考えて「動かせる収納」を設置しています。
「動かせる収納」には扉がなく、「動かせる部屋」とくっつけて押入れのように使います。
家具の裏側が見せる仕上げになっていないものも大いですが、すまい研究室の「動かせる収納」は裏面だからと手を抜きません。だから衝立のように空間を仕切る道具として使うこともできます。2枚の棚板は上下に動かすことができ、一枚には裏側にパイプハンガーがついています。
「動かせる部屋」を置くことの一番のメリットは自分で間取りを変えられること
建具や畳を取り外し「動かせる部屋」をフレームだけにした状態です。
大人2人で押して、移動させることができます。
Mさん宅で、これからどんなふうに動かされ、どんな空間がつくられていくのか、とても楽しみです。
もともとのカーテンや壁紙との相性もいい感じです
組み立て、設置したときの様子をブログに書いています。
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マンションリノベーション
場所|東京都世田谷区
設計|すまい研究室一級建築士事務所 丹羽洋文
すまいユニット制作|isDesign
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