読みもの
石垣島へ行く。
2020.03.12更新 / 今日のすま研
行き先を決めきれずにあれこれ考えていた旅行計画。最終的に旅先を石垣島に決めました。
石垣島で感じたこと考えたことの記録です。
石垣島は4万9,000人が暮らし、ここ5年で少し人口も増えています。
中心市街地の石垣港周辺にはイオンのスーパーが24時間営業していて、兵庫県民おなじみのそうめん揖保乃糸も売っています。普段と全然違う場所に思えるのにいつもと同じように会話できる携帯電話に不思議な感覚を覚えながら、グローバル社会ってこういうことかと妙に納得もしました。
なるべく地域の暮らしが感じられるような場所で暮らすように旅したい
そう思って石垣島で滞在したのは白保地区。
ここは世界的にも貴重なサンゴ礁が見られる海岸のそばの集落。伝統的なスタイルと鉄筋コンクリート造の建物が混在し、それらが濃い緑とあざやかな花を咲かせるブーゲンビリヤと石垣に囲われています。
何気ない建物や風景が気になります。
見え方を意識して作られたわけでもない素朴なたたずまいの建物。
土地柄から導き出された形、暮らしのためのストイックな形に惹かれるのかもしれません。
伝統的な民家の軒は低く、瓦はしっくいで固められ、サンゴの石垣が家の廻りを囲み、家の正面にはひんぷんという風除け、魔除けの石垣があり、猛烈な台風に耐えるための作りが興味深い。
こちらは新しそうな家ですが伝統的なスタイルで建てられています。
白保で気になる日曜市にいきそびれる
世界自然保護基金WWFジャパンが設立した集落内の施設「白保サンゴ村」では、持続可能な地域作りを目指して日曜市が開かれています。島の風土に合い、自然の素材や伝統的な民具、おもちゃ、郷土料理、食品、生鮮野菜が並びます。しかし、楽しみにしていた日曜市はコロナウィルスの影響で中止になってしまいました。
異彩を放つ宿
宿泊したのはそんな白保集落の中でも少し変わったオーラを放つ、「ル ロチュスブルー」。
今から40年前に飛騨から白保に移築された築100年を越す古民家です。
フランス人のパトリックさんが経営する宿泊施設で、ヨガをはじめ島の自然を楽しむアクティビティと宿泊を提供しています。
大人数分の調理ができる厨房にはたくさんの調理道具が揃っていて既に滞在されているご夫婦と調理場を使う時間を相談します。こういう機会が情報交換だったり交流の場になります。
食材は近所の食料品で、そこで売られているイノシシ肉で焼きそばを作ろうとソーキそばの麺と野菜、おじさんが持ってきたばかりのできたて豆腐、ラフテー、それにオリオンビールなどを買い込みます。
買出しついでに集落をぶらり散歩
ここ石垣島でも動物との出会いがありました。
彼らと暮らすことを目指している僕たちのあこがれ、山羊たち。
僕たちは動物と火がある場所を求めているのかもしれません。
「山羊とたき火とおいしいカレー。ラッキーガーデンへ。」あべのながや六ブログ参照
白保の宿も玄関入るとすぐに囲炉裏の間がありましたしね。
海岸にねころがって、透き通るような音がするサンゴを拾っていたら、家を出てどこかあわただしくやってきた道中のふわふわした気持ちが少し落ち着きました。
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