読みもの
エコハウス研究会の研修で京都へ
2016.11.18更新 / 今日のすま研
エコハウス研究会の考え方に共感し、
これからのすまい作りに活かすために講習を受けています。
本日は座学から一転、実技講習として京都の伝統的な建物や庭の見学に出かけました。
紅葉の季節とあって賑やかな京都。
あっちこっちに目を凝らし、設計のこやしになりそうなものをひきだしにいれてきました。
視界を切り取る障子や床、天井の影と光が作りだす印象的な瞬間でした。
小机に灯りが灯っています。
影があってこそ光が際立つということを実感できます。
贅沢な景色
苔風味
苔むした地面にうねる木の根っこ
砂利敷きの道から飛び石に変わる瞬間
さっきまでのザクザク音が耳に残りながらもふいに靜かになって不思議と緊張感を感じます。
耳まで楽しい庭づくり。
おいしそう
建物が切り取る空や木の景色にはっとする。
のんびりと、一服。
屋根の形が空を切り抜く景色がすきなんです。
瓦の影がくっきりとほり深く、屋根の頂部の横線は微妙に反り上がる眉のようにも見えて
男っぽい屋根。
いい面構えの石組みにちょこんと小さな葉っぱ
かわいらしいネクタイピンをさしたダンディな男、みたいな。
建物は飾らず抑えて。
軒先から落ちる雨のための道が思い切って存在感を持っていたりします。
陰陽、強弱、緩急、ピアノとフォルテ。ギャップの妙。
小橋の向こうに藍色の暖簾。竹垣、土の壁に石畳。いきいきとした木々。
素材の味を活かす。刺身みたい。
エコハウス研究会
長年研究を続けてこられた代表の建築家 丸谷博男先生はもちろんのこと、環境のデザインにアンテナを張る家づくりのトップランナーたちが全国から集まるのでそうゆう方々に会って話を聞けるのがうれしいところです。
ひきだしをいっぱいにした秋の講習でした。
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