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南船場のカフェ。ひとを招き入れる動線のデザイン。
2022.01.28更新 / 今日のすま研
南船場で進む店舗工事の現場です。
↓弧を描く板張りの床は手間がかかる工事でしたが大工の四方さんがうまく作ってくれました。
屋外の店先に作るテラス席から、店奥にあるショーケースとカウンターまで、土間と板張り床との境目が曲線を描いて一続きになっています。
思わず足が向くように自然と店に入っていける安心感を形にしたいという思いから生まれたデザインです。
平面図↓ 右側から外部のテラス席、出入口、客席、左側に厨房
土間を進むとドリンクやフードを見ながら商品を選べるショーケースの前にやってきます。
ショーケース前イメージ↓
このカフェでは小さな子供とその両親に向けたボディケアや料理教室などのワークショップも想定されています。
そのために、客席は靴を脱いで床座でくつろぐ空間となっています。
脱いだ靴はせり出した床の下に入れ、どこからでも小上がりに落ち着くことができる設計です。
ショーケース廻りのスケッチ↓
店前には車で牽引できるトレーラーを置き、理学療法士によるボディケアの施術スペースとしても使います。
このトレーラーの購入にあたっては、クライアントが挑戦したクラウドファンディングで200を超す多くの方から支援を受けることができたようです。
わたしもクラファンの支援をしようと思って描いたトレーラーのスケッチ↓
理学療法士と食育アドバイザーのご夫婦が企画する、珈琲を飲むだけの場所ではないカフェ。
完成が楽しみです。
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