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庭付きマンションリノベーションで床座の暮らしを考える
2016.10.06更新 / 今日のすま研
西宮市にある中古マンションのリノベーションプランを作っています。
以前から一緒に物件を探している方で、新築も検討していますが、特に西宮北口や甲子園あたりの土地は人気が高い。
というわけで中古マンションのリノベーションが有力候補です。
西と北に向いたバルコニィ
この住戸の主な窓は西と北に向いています。南向きの窓のような明るさは望めません。
でも居間をL字に囲むように庭があります。庭の木々たちには南から太陽の光が
あたるでしょうから、葉の色が明るい木々を植えて明るさを取り込んだり、
室内から広がりを感じられるテラスを作って方角を克服したいと考えています。
床座
こたつ愛好者である夫妻のために床座の暮らしを想定しています。
テーブルと椅子が多いですが、床座に親近感がある人は多いのではないでしょうか。
無印良品で高さが低めに設定された感じのいい食卓とベンチ風椅子のセットがありましたが、それも床に近い暮らしを意識していると思います。
畳のスペースがあって、ごろ寝したり座って過ごしたりできるプランが好きでよく取り入れています。
その場合、立って歩くところとの関係を大事にしたくて座れる高さぐらいのレベル差をつけることが多いです。立つ人との目の高さが近くなってより自然なつながり方にしたいからです。
広く作って建具で間仕切る
建具を動かすことで空間も動くことに魅力に感じます。
開放するときと閉めたとき。それぞれが魅力的な空間であってほしい。
そのために、建具の引込み方、鴨井の高さ、柱の位置などを考えています。
籠れる場所
作業する、本を読む、一人になりたい時。
一畳ほどの小さな居場所。
見せたくない場所
いつも整理整頓できてるわけじゃない。
台所には居間から見えない位置にパントリーを用意しました。
廻れる動線
行き止まりのない空間は便利で楽しいものです。
廊下が表通りだとすると、納戸、籠り部屋、パントリーは裏通り。
街の通りや路地を歩くように、家の中でもいろんな暮らしの場面を楽しみたいですね。
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