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MARUの照明器具(1)

2014.06.14更新 /

照明器具が現場に届けられました。
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MARUではどんな基準で照明器具をえらんでいるかというと、

1.器具そのものが目立たないこと
建材の選び方でもそうだったように、なるべくさりげないものを選びました。住み手の好みで配置するオブジェクト(照明に限らず、絵やタペストリーなど)の邪魔をしないように。

2.電球色を中心にする
すまいは落ち着ける空間にしたいですね。照明をつける夜間は、特に。
光の色はヒトの脳の働きに影響があるらしい。メラトニンという物質にリラックス効果があって、光と関係して夜に分泌が促進され、明るい昼間は抑制されている。で、日中の光に似た昼白色の蛍光灯ではメラトニンは抑制されてしまう。反対に、ろうそくや電球色だとメラトニンの分泌が促進されることが分かっているらしい。

雰囲気のあるお店が電球色の照明を使うのは自然なことなんですね。オフィスや教室が昼白色の蛍光灯なのはその逆で、メラトニンを抑制し、脳の活動を妨げないようにする。そう考えると住宅で使いたいのはやはり電球色の照明ってことになります。

でなくても、とにかく電球色が好きです。

3.明るくなりすぎないように
家の中ではリラックスできる環境を作りたい。そのためには家中が隅々まで明るい必要はなく、ほしいところに適切な明かりを灯す。
初めから全てを満たそうとするのではなく、必要最低限の備えをし、足りない分は補っていく。過ぎたるはなお及ばざるがごとし。

DSC_0019 4.LEDは控えめに
上の画像はLEDの壁付け照明ですが、長い間いる場所には使わないようにしています。定着した感じもするLEDですが、問題点も指摘されています。ブルーライトの話とか、見えない程度のちらつきが悪影響を与える話とか。
正直なところ僕にはまだよくわからない。こういう場合は好みという直感も大事です。

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