読みもの
小さい土地に小さい家
2018.10.02更新 / 今日のすま研
30代夫婦と子ひとり。家族と進めているすまいづくりのお話です。
3つの選択肢
1.古いマンションを買ってリノベーション
2.古い家を買ってリノベーション
3.土地を買って新築
当初は中古+リノベーションの線で物件を探していましたが、新築でも考えてみることに。
というのも、銀行がお金を貸してくれやすいのは3の新築だからです。
古い物件は担保価値が低く、新築に比べて返済期間が短く設定されます。
加えて、融資を受けられるリノベーションの費用は物件の金額の半分までが上限ということもあって
「古い家にしっかりと手を入れて納得のいくすまいを作りたい」という場合の選択肢は、
少なくなってしまうのです。
古いものの持つ雰囲気が好きな私たちにとっては、とても残念なことです。
というわけで検討を始めたのが小さな土地に小さな家を建てること。
まず、まちの雰囲気を優先して選びます。
そして、職場や実家へ行きやすい特急停車駅などがあること。
しかし、そうなると土地代は高くなります。
そこで、駅から多少遠くてもいい。
土地は小さくても、設計での工夫で楽しめるように考える。
建築家としての視点を加えて、ひとつの土地を探し出しました。
めぼしい土地がみつかれば、銀行対応が最優先です。
私たちが土地の資料、建てる家の間取り図、概算見積りなどを用意し、
クライアントはそれらを持って複数の銀行を当たります。
小さいけど住み心地のいい家計画、進行中です。
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