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大阪市、店舗付き住宅の基本設計

2025.07.18更新 /

カフェを作りたいというクライアントのための建築の基本設計です。
基本設計とは、建築設計において主に間取りや全体構成及び仕上げや仕様など、建物の基本的な部分を決める段階です。

木造2階建てで、カフェと住宅、そして民泊のスペースもついています。

ところで、建築基準法に民泊と言う用途はありません。
住宅宿泊事業法(通称民泊新法)で規定されている制度は、住宅を宿泊用にしてもいいですよという制度です。
最初から民泊を想定した建築物を作る場合でも建築基準法における用途はあくまでも住宅です。
建築基準法上、住宅のみ単一用途の建物に民泊用の部分を住宅から独立して作ることはできません。
それは住宅ではなく長屋や共同住宅という別の用途になってしまうからで、そうなると住宅よりも厳しい制限が付されます。

内容がマニアックになってしまうのでここでは書きませんが、色々と情報を集め、関係各所と協議をし、工夫を凝らし、クライアントの要望を盛り込んだ建築を基本設計としてまとめました。

そしてこれは他のどの物件でもそうなのですが、法律を読み解き、クライアントの要望を盛り込むだけではなく、くらし研究室が考える建築のための基本設計になっているということを付け加えておきます。

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P.S.
打ち合わせを重ねる合間に、クライアントが進めていた住宅ローンの事前申請が、基本設計の作成の前に通りました。
住宅ローンについても書き始めればきりがないのでそれはまた別の記事で書きたいと思います。




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