すまい研究室

大学でお世話になった教授に協力を仰ぎ、
温度と湿度の変化を記録できる計測器を設置することにしました。
年間を通して温度と湿度の変化を記録することができる優れものです。

住みやすさの基準のひとつに暑さ寒さがあります。

建築では温熱環境と言いますが平たく言えば快適に過ごすための工夫です。
その内容は断熱材の種類や厚みだけではなく、湿度のコントロール、陽だまりや薪ストーブの暖かさに代表される輻射熱の効果、建物の傷みにつながる結露の抑制など
様々です。

問題を予想し、対策を設計に盛り込み、いい結果を導き出す。
暮らしの環境をデザインする過程は奥深くて面白い。

今回はそうして設計した住宅で温度と湿度が季節を通してどう変化しているのかを観察します。
設置する場所は室内２ヶ所、屋外、屋根裏の計４点。
盛り込んだ設計内容や住み手の暮らし方がどういう結果につながるのかを知り、考察してみたいと思います。