読みもの
お店の看板を考える。
2021.02.28更新 / やくにたつ建築の話
デザイン
お店の雰囲気、伝えたい情報を思い浮かべながら、ロゴ、字体、使う素材を考えます。
今回オープンするのは靴のインソールをオーダーメイドで作るお店です。
インソールの絵と文字で「靴のインソールをオーダーメイドできるお店です。」ということを伝えます。
木目を活かした仕上げをした木の板と、マットに黒っぽく塗装したスチールを使って、
やわらかさとプロダクトというイメージを併せ持ったメリハリのある印象にします。
立看板は丁番をつけてたためるようにし、強風時や閉店の時は店内にしまっておけるコンパクトな大きさを想定しています。
作り方
スチールの部分は鍛冶屋さんに作ってもらい、木の板は文字や絵の部分をデータで作ってレーザー刻印で掘り入れます。
耐候性を持たせるため、木目を活かした透明のオイルフィニッシュで仕上げます。
これはクライアントによるDIYで作業予定です。
レーザーで掘った部分は木の仕上がりを見ながら、白や黒など見やすい色で塗装をします。
仕上げた木の板をスチールに取付ける作業もクライアントによるDIYです。
クライアント自身も手を動かして作ることで思い入れのある看板ができそうです。
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