読みもの
2011年5月31日のすま研
2011.05.31更新 / 今日のすま研
たしか『ムーミン谷の夏まつり』で
スナフキンが
公園に立ってる「○○禁止」の立て看板を
狂ったように抜いて回るシーンがありました。
スナフキンは「禁止」っていうのが
だいきらいなんですよ。
普段の悟ったようなキャラと
かなりのギャップがある場面で
おもしろいとこです。
たとえば建築も
建築基準法やら条例やらで
もうたっくさんの規制があるわけなんですが、
一体規制ってなんなんでしょう。
スナフキンの気持ち、わかる気がします。
規制とルールっていうのは
混同されがちな概念ですが、
まったく別物だと思います。
規制は「○○してはいけません」
ルールは「○○しましょう」なんですよ。
これって全然ちがうことですよね。
ルールはあったらいいと思うんですよ。
でも規制は無ければ無いほどいいと思うんです。
世の中はどんどん変化していくし
技術もどんどん進歩していく、
その速度に規制はついていけない。
規制に既得権はつきものだし
役所がやることですから、なかなか変化しません。
変化して進歩していくものが、
規制によって阻まれちゃうわけです。
なにか社会的な事件が起きたら
「こんな規制をすべきだ」という話も多いですが、
そうじゃないと思うんです。
規制の前に、情報公開。
それから自主的なルールづくりをすれば
いいんじゃないでしょうか。
またこの話については
書いていきたいと思っています。
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