読みもの
芦屋の家。
2020.03.31更新 / 今日のすま研
芦屋市で検討中の住宅です。
家を考える時、予算が削られていくもののひとつに外構があります。
外構というのは建物の外をどうするかってことですね。
敷地内の屋外も空間に変わりなく、しっかり計画したのとそうでないのとでは月とすっぽん、雲泥の差。
建物だけに精根と予算を注ぎ込み、空いたところにせめて好きな木を2本ばかり植えときますか、、
ではもったいな過ぎる。
外構は、今後何十年、家族と建物と一緒に年をとることであなたの家を土地まるごとよくしていってくれます。うまく考えられた植栽計画は夏の涼しさ、冬の温かさという気持ちよさにも一役かってくれます。居心地にかかる費用対効果は大きいといえます。
今回の計画はクライアントがみどりに対する愛着をもっていましたので、外部空間をしっかりとり、半分屋外、半分屋内の場所も作っています。外部にある自然を、見るだけじゃなく、感じられるものにしようとしています。
例え狭くても自然を感じられる場所をつくる提案はしたいですね。
最終的に鉢植えひとつになったとしても、その鉢植えを愛でる気持ちさえあれば、その家を見守るすてきなみどりに育ってくれるはず。
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