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眺望を楽しむ住宅を考える。

2020.01.09更新 /

海と山が近い阪神地域。山の麓から眼下に広がるまちや海を臨む旧山邑(やまむら)家住宅(近代の巨匠フランクロイドライト)、山の麓の高低差を活かした六甲の集合住宅(安藤忠雄)など、地形を活かした名建築があります。今すま研が検討しているのはそんな阪神地域の中でも六甲山やその麓のまちなみが楽しめる敷地に建つ住宅です。
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さあ考えよう、と鉛筆を手に最初に考えるのは敷地の形とそこに建つ建物の配置と大きさです。
方角、隣近所の建物、高低差、景色。現地の下見も欠かせません。
敷地は長方形ですが、建物の廻りにまとまった空間を作りたいと思い、建物の配置に角度をつけたいと思いました。

敷地に入って玄関までは、楽しいわが家(又は訪問先)雰囲気を感じさせてくれる準備空間。立ち止まったり、向きを変えたり、視界や踏みしめる足音の変化があってほしい。となるとやっぱりアプローチ長めになる。

そんな検討を繰り返し消しては描きするうちに形や配置が落ち着いてきます。
最初は笑ってしまうくらい的を外したスケッチもなんとなくはまっていく。

構造的な安全性、暑さ寒さへの配慮、環境負荷を考えた材料の選び方や作り方、基本的なことは誰しもが納得するようなことですが、設計者が違えば考える建築は全く違うものになります。

当たり前と言えばそうですが、だからこそ。
すま研はすま研らしい建築でクライアントの期待を超えていきたい。

「イメージ通りじゃない。イメージを超えます、きっと」
まちの設計事務所すまい研究室が掲げるスローガンです。

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