読みもの
気になっていたこと 表札を出す
2016.01.18更新 / rafuのラフなライフスタイル
2014年8月。
築35年の中古マンションの一住戸の中をきれいまるごと解体して
全面的に改修したわが家の工事が終わりました。
解体が終わってがらんどう状態のわが家
丹羽家のすまいとすまい研究室のワークスペースが乱れ重なり合う共存生活が
どたばたと始まったのですが、出していなかったんですね、表札を。
玄関ドアに、にわの頭文字である「N」をちょこんと貼っているだけでした。
ナイトウさん?
ナカタニさん?
それとも外国の方?
そもそもこれは名前なのかな?
じつにあいまいです。
表札を掲げることでようやっと完成、という感もあります。
ちょっとおおげさに言うと命を吹き込むという感じです。
今は玄関ドアのよこっちょに部屋番号が書かれたあじけない表札掛けがあります。
せっかくなのでこれを利用してすてきに変身させたい!
さてどんな表札にしましょうか。
素材を考える
表札は自作するので加工しやすくて手触りもやさしい木を使うことにします。
用意したのはケヤキの端材。
赤身と白太(しらた)が混在し、節穴もあります。
昔は赤身の部分だけを使ったそうです。
赤身と白太は収縮の度合いが違うので一緒に使うと割れやすい。そして削ったときの
艶がきれいなのも赤身の部分。
でもすま研の表札には赤身も白太も節だって一緒に使います。
字体を考える
「丹羽」はせっかくなので自分で描いてみます。
一方「すまい研究室」はバランスをとって既製の明朝体にしましょう。大変だし。
丹羽の字は最近興味がある象形文字をヒントにしてみます。
上が「丹羽」の象形文字。
これをちょっと漢字っぽく書き直したのが下。
なかなかよさそうなので採用!
文字をケヤキに彫って墨で色をつけ、例の味気ない表札掛けに取り付けます。
構想ができあがったのでいよいよ制作です。
さあうまいこと彫れますかね。
お楽しみはまた後日。
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