読みもの
省エネルギー法が住宅に適用されるということは!
2015.12.25更新 / 今日のすま研
2020年、住宅にも適用される予定の省エネルギー法。
開放的な家が好きやねん!
という具合に、すまい方とか心地よさというものは人それぞれに色んな考えや感じ方があります。
省エネを目指す。大事です。
でもその方法が限定されると窮屈です。果ては日本のすまいの文化までもが失われるんじゃないの、
という心配があり、当然のように建築業界では話題になっています。
へー、そうなんだ。
と言っている場合ではないくらい、実はこれ大変なことだと思います。
法律になると守らなければならないし、内容がわからないと戦いようがないので内容に即した設計手法や施工方法の講習を受けて勉強しました。
家中をビニールで隙間なく覆い、有害物質(ハウスダスト)の問題があるから24時間換気扇は回してね。というやり方にはどうも違和感を感じます。そういった設備の投資で測る省エネもあれば暮らし方で効果をあげる省エネもあります。昔ながらの(当然省エネ法の基準を満たさない)家に住みながら、省エネ法が掲げるエネルギー消費の少ない暮らしを実現できる暮らし方もあると思います。つまり、選択する自由がほしい。
ストローベイルハウスといって稲わらを集めてブロック状にして積み上げて、外側は土で、内側はしっくいで覆って仕上げるという方法でセルフビルドで家や事務所を作りたいなと思っていますが、2020年の省エネ法は当然そんなやり方も許容してくれなさそうなのです。
そんなこんなでこのフォーラム。
京都の夏を旨とした住まいにならい、地域型住宅の省エネルギーを探る
このような問題についてどう考えていくのか、という内容です。
京都なのでついでに着物屋さんに寄ってリサイクル着物を物色してみたいと思います。
- 前のページ
- 次のページ