事例集

和食のお弁当「青と赤」

2020.08.22更新 /

和食のお弁当 青と赤
伝統工芸品であるまげわっぱの器に惚れ込んだ和食料理人の店主が営む料理店。

地域
大阪の南の玄関口である天王寺から、地下鉄で3駅。大阪を代表する総合公園である長居公園が存在感を示す住宅の多いエリア。

店作り
 コロナウィルス感染者が増加してゆく中、営業形態を模索した。店内飲食中心という当初の考えから大きく変更。店内は8席に限定し、弁当のテイクアウトとデリバリーが中心の店作りとなった。

・専有面積8.1坪の物件
着工前はスケルトン状態で、ファサードはシャッターのみ。天井のALCと鉄骨梁、コンクリートブロックの壁が全て黒く塗装されていた。
 ファサードは4枚引きの建具とシャッターの巻き取り部を隠す金属板で構成した。建具に使った白木と金の素材と色使いは、店主がイセヒカリという伊勢神宮の御神米を使っていることから。
 金属板は嵌合部のピッチが端正な印象となるよう縦ハゼ葺きとした。店の前に軒先を作る庇と合わせてファサードに陰影を作る。
 内部、既存の黒塗りの壁は床から6尺の高さまでを砂壁調に吹き付け塗装。日本的な空間の見え方を意識した。既存のままの荒い土間と馴染みがいいように、カウンターの腰壁には木毛セメント板を使用。
 コロナ禍の後と営業形態の展開を考慮して、移動させて対面が可能な4つのテーブルと8脚の椅子を作った。カウンタートップ、テーブル、椅子はまげわっぱと同じ杉を使った。
 立て看板はアイストップになる植栽台を兼ねる。

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石和田さんのお店|曲げわっぱの弁当屋 青と赤
場所|大阪市
設計|すまい研究室一級建築士事務所 丹羽洋文
施工|木工房あをい屋
立看板|Bowl Pond Platz+冨士濃造園


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