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小さな家のデザイン指針
2024.09.30更新 / 今日のすま研
とある家のプレゼンテーションです。
テーマは「小さな家」
小さな家は昔から建築家が取り組んできたテーマで名作もたくさんあります。
増沢洵(ますざわまこと)の「最小限住宅」をベースにしました。
2階建てのコンパクトな建物に、必要なスペースがこれ以外にないという絶妙なバランスでおさまっています。
くらし研究室のデザイン指針
つど立ち返る基本であり、クライアントに対する声明でもあります。
今回の住宅提案ではデザイン指針を下記のように決めました。
1.環境との共生
建築のように環境負荷が高い行為をするものには責任があります。私たちは地球環境を社会の発展にとってしかたのない犠牲としてきましたが、共生の道を探し、学び、活かすほうが得るものが大きい。
2.災害に耐える
地震、都市の浸水、台風。夏の苛烈な暑さも災害といってもいいのではないでしょうか。
3.終の棲家
人生は長く、年齢によって家に必要な条件は変わっていきます。
小さな家は2人暮らしのご夫婦のためのすまいです。
4.快適な温熱環境
暑さ寒さは心の健康と寿命にかかわります。
5.フレキシビリティ
間取りの変更、設備の更新を前提としたデザイン