読みもの
大阪市阿倍野区の古長屋をまちに開く
2021.05.03更新 / 今日のすま研
すまい研究室の大阪での拠点として、レンタルスペースやチャレンジカフェの運営をしている
あべのながや六は、昭和初期に建てられた元3軒長屋で現在は一軒のみとなった建物です。
すまい研究室では設計事務所として2つのテーマを持ってあべのながや六を運営しています。
1.古さに価値を見出す。
とかく目に見えるもので判断しがちな僕たちですが、なくなりつゝあるもの、姿を消したものの中にもいいものがある。「新しい=いい、古い=わるい」ではなく、色々あってこそ面白いということを示したい。
2.まちに波紋を広げる
まちの魅力として雑多さがあります。あべのながや六はまちの雑多さを担う一つの場所として魅力を高めたい。
あべのながや六には「チャレンジカフェ」という誰でも小さなカフェを出店できるサービスがあります。様々な思いを持った出店者が出店を楽しみ、日によって変わるお店を楽しむお客さんが集まることを目指しています。
小さなひとつの長屋をまちに対して開くことで、どれだけ互いに影響を与え合うことができるのか。
2021年6月、あべのながや六の耐震補強を含めた改修工事を計画しています。
小さくて古い空間を活かした楽しめる活動を試行錯誤していきたいと思っています。
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