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京都、鞍馬山を歩く。

2021.02.27更新 /

鞍馬駅から鞍馬山を上り、鞍馬寺本殿、奥の院魔王殿などを経て貴船神社までを歩きます。
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鯖街道ということで、つい手が伸びた好物の鯖寿司は早々にたいらげて、鞍馬山を歩き始めます。
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のっけからドラマティックな門建築が心を鷲掴みにします。↓
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森羅万象を生み出す宇宙のエネルギー「尊天」。
鞍馬寺は山自体を「尊天」とし、参道は地道のまま、倒木は出来るだけそのままにして、いのちの大いなる自然の循環を妨げないようにしているそうです。
靜かな森を歩いていると、神とも仏ともつかない何か大きなものに包み込まれているような感覚になります。
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鞍馬山はかつて源義経が打倒平家を夢見て修行した場所で、山中にはまつわる石や祠が残されています。

こちらは天台宗の開祖、最澄が彫ったと伝えられる大聖不動明王を祀る不動堂。↓
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印象的な三つ巴があしらわれた地面のしつらい。↓
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鞍馬山の中でも特別静寂に包まれた清々しい場所だった奥の院には、三本足が杖をつくように屋根を支える遊び心を感じる東屋がありました。↓
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足元は風雨にさらされて傷みが早い。
遊び心を支える確かな技術で柱が継がれています。
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すまい研究室の設計理念「合理的であることから少し寄り道したあたり~」というのは、こういうさじ加減ではないかと思います。

さて、ここをを過ぎると貴船神社への下り道です。
疲れはなく、むしろ爽快な気分だったので、義経よろしく駆けて降りることにしました。

アスファルトに比べて変化のある地形はなにより足運びが楽しいし、地面からの反発が柔らかく
て走りやすい。義経は元祖トレイルランナーだったのかとそんなことを考えていると貴船川の流れが
聞こえてきます。

万物の命の源である水の神を祀る水神の総本宮、貴船神社に到着です。
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川沿いには雰囲気のいい旅館や茶屋が並びます。

建物越しに川を感じさせる趣向を凝らした作りがとっても面白い。↓
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人の手では作り出すことができない自然に接することは本当に気持ちがいい。
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鞍馬山は、自然と信仰と伝説が掛け合わされた魅力的な場所でした。

京都市内からも近くて行きやすい。
また行きたくなりました。

叡山電鉄は市原~鞍馬が運行休止中ですので、市原からバスに乗るか、地下鉄烏丸線国際会館からバスで鞍馬駅まで行くことができます。

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