読みもの

雰囲気のいい小路(こうじ)

2021.02.02更新 /

まちでいい雰囲気の小路に出会うと嬉しくなります。
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道の幅、舗装の仕上げ、植栽、面する建物のデザイン、そこに住んだり店を構えるひとたちの気概。
色々な要素がうまく合わさって訪れる人たちを楽しませてくれます。

街の中で僕が魅力を感じる路地や小路と言えば、人がすれち違うことができる程度のヒューマンスケールな空間で、
グリッド状に整った広い道路網の中にあって町のアクセントになっていることが多いです。

車ファーストのまちづくりが多いけど、そればかりでは人が暮らす空間としては役不足。
災害時や病人、けが人が出た時など緊急時のことも考えつつ、人と車の共存の仕方を真剣に考えるまちづくりが必要だと思います。

学生のとき、舗装や植栽帯の障害物などの工夫で車がゆっくり走る道(ボンエルフ道路)とそのボンエルフ道路に囲われた街区の中にあって車が入れない場所(コモン広場)をつくる街区を提唱した宮脇檀(まゆみ)さんの本を読んで驚きました。

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↑コモンで街をつくる―宮脇檀の住宅地設計(1999/10/1)
宮脇檀建築研究室 (編集)

世界がつながり、大きなひとつの定規で均質に均されているような世界の中で、
街の魅力も作り手がよく勉強しないと失われるものは大きいと思うのです。