読みもの
東京で物見遊山
東京での仕事のあと、せっかくなので物見遊山へ。
たくさんある見どころの中でも外せなかったのは日本民藝館。
民藝ってなに?という方には日本民藝協会のwebサイトに詳しいです。
「名も無き職人の手が生み出す日常の生活道具には美術品に負けない美しさがある」
という考えかた。
芸術作品じゃなくてもいいものがあるじゃないかってこですかね。
西洋文化=いいものという考えに対して物申すというニュアンスがあるところも気に入っています。
さて。改めて思ったことにはやっぱり布ですねー。
布が、すきです。
絣(かすり)とか。
襤褸(ぼろ)とか。
うっわーさわりたいなーこれー。。
ところでうちの2人の娘たちには刺子の小物いれを土産にしました。
刺子(さしこ)は農村の仕事着に保温と補強のための刺繍をしたのが始まりだとか。
この厚ぼったい感触がたまらない
このうちわなんかどうしょうか?
大胆な色使いもさることながら、細部に目をやると。。
なんとまあ、美しい仕事が。
根元の立体的に広がる竹の細工がすてきなうちわ
さて次は太田記念美術館へ。
お目当ては「北斎漫画 ~森羅万象のスケッチ~」の展示です。
かの葛飾北斎のライフワーク。世の中のあらゆるものを描き尽くす絵の百科事典。
本当に色んなものが描かれていますが特に見たかったのは市井の人々をテーマにしたもの。
歩く人、威張る侍、急な夕立に走る人、大きなのこぎりで木を切る大工、桶を作る職人、喧嘩する男たち。
老若男女あらゆる人がさらりとシンプルな線で、それでいていきいきと描かれてました。
浅草寺にも行ってみました。
昔「こち亀」(東京を舞台にした型破りなお巡りさんが主人公の長寿漫画)を結構読んだので来たことないのに懐かしい感じ。
さて、今夜の宿は浅草橋にあるドミトリー、旅荘 庵
夜は宿の近くの銭湯へ。
歩き倒した後の銭湯は最高でした。
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